重大度について

脆弱性に割り当てられている重大度は、悪用される可能性に関連付けられたセキュリティリスクを示しています。

確認済み脆弱性

確認済み脆弱性(QID)とは、Web アプリケーションおよび Web アプリケーションプラットフォームが悪意のある攻撃を受けやすくなる、設計上の欠陥、プログラミング上のエラー、設定ミスを指します。確認済み脆弱性の悪用に成功した場合の結果は、セキュリティリスクのレベルに応じて、情報の開示から Web アプリケーションまたは Web アプリケーションプラットフォームの全面的な侵害までさまざまです。Web アプリケーションが完全に侵害されなくても、確認済み脆弱性が悪用されることで、その Web アプリケーションがサイトのユーザに対する攻撃元として利用される恐れがあります。

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潜在的な脆弱性

潜在的な脆弱性とは、Web アプリケーションの攻撃に広く利用される弱点またはエラーがスキャナによって認められたが、その弱点またはエラーが悪用される可能性があるかどうかをスキャナが確認できないことを示します。可能であれば、QID の説明と結果の項には、手動による分析を用いた追跡調査のための情報とヒントが表示されます。例えば、QID のエクスプロイトは、Web アプリケーションのネットワークアーキテクチャなど、スキャナが確認できない特性に影響される可能性があることや、エクスプロイトを確認するには、スキャナによって実施されるテスト内容よりもさらに侵入性の高いテストを行う必要があるといったことが表示されます。

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収集情報

収集情報の問題(QID)には、Web アプリケーションのプラットフォーム、コード、アーキテクチャに関する認識可能な情報が含まれます。また、Web アプリケーションのユーザに関する情報も含まれます。

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機密コンテンツ

機密コンテンツは、使用されるオプションプロファイルに応じて、既知のパターン(クレジットカード番号、社会保障番号)、またはカスタムパターン(文字列、正規表現)に基づいて検出されます。侵入者が機密コンテンツにアクセスしてしまうと、誤用やその他の悪用につながることがあります。

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潜在的に確認済み

KnowledgeBase で半分赤色/半分黄色の重大度(半分赤色/半分黄色の重大度 など)が割り当てられている脆弱性は、スキャン結果に影響するさまざまな要因のために、場合によって確認されたり確認されなかったりする脆弱性を表しています。脆弱性がスキャン時に確認された場合、結果では赤色の脆弱性として表示されます。確認できない場合、結果では黄色の潜在的な脆弱性として表示されます。さらに、スキャンに適用されたスキャンオプションや、スキャン時に実行されているサービスが原因で、情報が足りずに特定の脆弱性を確認できない場合があります。