Burp 検出結果の管理

Burp Suite との統合により、Burp スキャンレポートをインポートし、Burp Suite スキャナの検出結果を WAS の検出結果とともに格納し、この情報を複数のユーザで共有できます。Burp レポートをインポートすると、Burp の検出結果を WAS で管理できます。各レポートは、1 つの Web アプリケーションのみの検出結果を含む 20MB 以下の XML ファイルにする必要があります。

* Express Lite ユーザの場合、「Burp 管理」は使用できません。

Burp レポートのインポート方法

問題の詳細を表示する方法

レポートプレビューパネルについて

Burp の問題を無視する方法

レポートされた問題について

問題の「アクティブ化」アクションの役割

問題の状態について

問題プレビューパネルについて

問題の重大度について

Burp オプションが表示されない場合

Burp ログファイルアップロードのサポートについて

アップロードできる Burp ログファイルの数


Burp レポートのインポート方法

Burp が検出した問題を WAS に容易にインポートするために、Qualys WAS Burp エクステンションの使用をお勧めします。詳細

「検出」->「Burp」->「インポート」を選択します。ローカルファイルシステムから XML 形式の Burp ファイルを選択し、Burp レポートの対象となっている Web アプリケーションを選択します。20MB 以下で、1 つの Web アプリケーション用の検出結果を含むレポートをインポートできます。1.7.24 以下のバージョンの Burp ファイルを正常にインポートできます。「インポート」をクリックします(複数の Burp インスタンスから検出結果をインポートする際に、結果の重複を避けるには、パージオプションを使用することをお勧めします)。

パージオプションは、レポートをインポートする前に、選択した Web アプリケーションの既存の Burp の問題を削除します。1 つ以上の Burp インスタンスからインポートした場合、パージオプションを使用すると、重複した検出結果のインポートを防ぐことができます。

クローズオプションは、レポートに存在しない、Web アプリケーションの既存の Burp の問題をクローズします。パージではなくクローズを選択した場合、クローズされた問題は解決済みとマークされます。

レポートプレビューパネルについて

レポートの行内の任意の場所をクリックすると、レポートリストの下にプレビューパネルが表示されます。レポートプレビューには、インポートされた XML ファイルの名前、レポートに関連付けられている Web アプリケーションの名前、割り当てられたタグ(存在する場合)、レポートされた問題の数、サポートサイズが表示されます。レポートについてのアクションを実行するには、「アクション」メニューをクリックします。レポートをダウンロードするには、「ダウンロード」をクリックします。

インポートする Burp ファイルの詳細を表示するプレビューペイン。

レポートされた問題について

Burp レポートを使用してインポートした問題が検出リストに表示されます。「検出」->「検出リスト」を選択します。検索フィルタの「検出タイプ」で「Burp」を選択すると、検出日、状態、重大度など、問題の詳細を参照できます。

検出リストで Burp フィルタを使用して Burp 問題を表示。

問題の状態について

当社のサービスは、Web アプリケーションに対する既存のインポート済みの問題に対して Burp の問題のシリアル番号を確認します。以前にインポートしたことのない問題であった場合、状態は「新規」に設定されます。それ以外の場合は、「アクティブ」または「再オープン」(問題が以前にインポートされており、修正済みの場合)に設定されます。状態は、Burp の単一のインスタンスが使用されている場合にのみ正確です。これは、問題のシリアル番号が Burp の各インスタンスで固有であるためです。

問題の重大度について

WAS で、Burp 重大度と Burp 信頼レベルの 2 つの要素に基づいて、Burp 問題に重大度が割り当てられます。

Burp と WAS 重大度の対応

問題の詳細を表示する方法

Burp の問題の詳細を表示するには、「クイックアクション」メニューから「表示」を選択します。必要に応じて、問題を無視することもできます。

「クイックアクション」メニューを使用して Burp 問題の詳細を表示。

Burp の問題を無視する方法

問題にマウスポインタを合わせ、「クイックアクション」メニューから「無視」を選択するか、問題をダブルクリックして詳細を表示し、詳細ウィンドウの右上隅の「無視」リンクをクリックします。問題を無視する場合は、理由(誤検出、許容可能なリスク、該当なし)を指定するように要求されます。リスト内で状態ラベルがグレー表示され、問題を無視する理由が問題の詳細ページのメッセージに表示されます。

問題の「アクティブ化」アクションの役割

「アクティブ化」アクションは「無視」アクションの反対です。状態はリスト内でグレー表示されず、脆弱性は Web アプリケーションのレポートで表示されるようになります。

問題プレビューパネルについて

問題リストで行をクリックすると、リストの下にプレビューパネルが表示されます。プレビューには、問題の重大度のレベル、問題が検出された URL、Web アプリケーション名、脆弱性グループと状態、Burp シリアル番号、信頼性と場所、最初と最後に検出された日付、問題が検出された回数が表示されます。

検出リストから選択した Burp 問題の詳細を表示するプレビューペイン。

Burp オプションが表示されない場合

場合によっては、アカウントマネージャにパーミッションを要求する必要があります。

Express Lite ユーザの場合、「Burp 管理」は使用できません。

Burp ログファイルアップロードのサポートについて

Web アプリケーションの作成または編集時に、Burp ログファイルをアップロードできます。ファイルをアップロードすると、そのファイルが解析されてリクエストが作成され、Web アプリケーションの巡回が実行されます。アップロードした Burp ファイルはいつでもダウンロードして確認できます。

Burp 問題ファイルをアップロードする際に表示される Burp ファイルの詳細。

アップロードできる Burp ログファイルの数

同時期にアップロードできる Burp ファイルの数は 1 つのみです。別のファイルをアップロードすると、今までのファイルが新しいファイルに置き換わります。