VMDR 優先順位付けレポートの読み取り

レポートでは、選択したアセットタグに応じてアセットが特定されています。「Prioritized Assets」には、特定された総アセット数に対して、選択した「Detection Age」、「RTI」、「Attack Surface」の組み合わせに一致する脆弱性を持つアセットの数が表示されます。

上の例では、選択したアセットタグに一致するアセットが 208 つ検出されています。208 のアセットうち 83 のアセットが、選択した「Detection Age」、「RTI」、「Attack Surface」の組み合わせに一致する脆弱性を含んでいます。

「Prioritized Vulnerabilities」項には、アセットで検出された優先脆弱性のサマリが表示されます。

Instances: この数値は、選択した「Detection Age」、「RTI」、「Attack Surface」の組み合わせに一致する脆弱性の総数です。  

1 つの脆弱性（単一 QID）が複数のアセットで見つかった場合、複数の回数がこの数値に含まれます。

上の例では、3.17K の脆弱性が検出されました。3.17K の脆弱性うち 301 の脆弱性インスタンスが、選択した「Detection Age」、「RTI」、「Attack Surface」の組み合わせに一致し、208 のアセットで検出されました。

Unique: 識別/検出された脆弱性インスタンスのうち、（重複した QID インスタンスを除いた）一意の脆弱性の数です。

上の例では、301 件のインスタンスのうち 87 件が一意の脆弱性です。

Qualys で提供できるパッチの数です。「Patch Now」をクリックすると、脆弱性へのパッチ適用プロセスが開始されます。

使用可能なパッチによって修正される脆弱性の数、脆弱性が検出されパッチによって修正可能なアセットの数などの詳細を表示するには、「Details」リンクをクリックします。

「Assets」: 使用可能なパッチにより修正できる脆弱性があるアセットの数です。数字をクリックすると、すべてのアセットが下にある「Assets」タブに表示されます。

「Vuln Instances」: この数値は、選択した「Detection Age」、「RTI」、「Attack Surface」の組み合わせに一致する脆弱性のうち、使用可能なパッチで修正できるものの総数です。

「Unique Vuln」: 使用可能なパッチによって修正可能なアセットのうち、（重複した QID インスタンスを除外した）一意の脆弱性の数です。数字をクリックすると、すべての一意の脆弱性が下にある「Vulnerabilities」タブに表示されます。

注記: 「Patch Now」ボタンが有効になるのは、Qualys での脆弱性への自動パッチ適用が可能で、Patch Management アプリケーションがサブスクリプションで有効になっている場合に限られます。

実行する操作を次の 4 つから選択できます。

-「Windows Patches」 - 「Patch Summary」を開いて使用可能な Windows のパッチの詳細を表示します。Patch Management モジュールでは、新しいジョブの作成、または既存のジョブへのパッチの追加を行うことができます。ウィザードの指示に従って、パッチ適用プロセスを開始します。  1 つのジョブに最大 200 のパッチを追加できます。オンデマンドジョブや 1 回限りの（繰り返しではない）ジョブを有効化した後、これらのジョブにパッチを追加することはできません。

-「View Missing Windows Patches」 - 優先順位付けされた Windows アセットおよび脆弱性に適用されていないパッチのリストが表示されます。無料バージョンの Patch Management を使用している場合に選択できるのは、未適用パッチリストの表示のみです。「Patch Now」オプションからパッチ適用ジョブを開始するには、有料バージョンの Patch Management アプリケーションにアップグレードする必要があります。表示

-「Linux Patches」 - 「Patch Summary」を開いて使用可能な Linux のパッチの詳細を表示します。Patch Management モジュールでは、新しいジョブの作成、または既存のジョブへのパッチの追加を行うことができます。ウィザードの指示に従って、パッチ適用プロセスを開始します。  1 つのジョブに最大 200 のパッチを追加できます。オンデマンドジョブや 1 回限りの（繰り返しではない）ジョブを有効化した後、これらのジョブにパッチを追加することはできません。

-「View Missing Linux Patches」 - Linux アセットおよび脆弱性に適用されていないパッチのリストが表示されます。無料バージョンの Patch Management を使用している場合に選択できるのは、未適用パッチリストの表示のみです。「Patch Now」オプションからパッチ適用ジョブを開始するには、有料バージョンの Patch Management アプリケーションにアップグレードする必要があります。表示

詳細については、Patch Management アプリケーションのオンラインヘルプを参照してください。

複数の条件を 1 回の検索で指定できます。

「Search」フィールドへの入力を開始すると、検索可能なプロパティ（脆弱性の重大度、検出経過期間など）が表示されます。目的のプロパティを選択してください。

「Vulnerability」と「Asset」を組み合わせた検索を実行するには、+ 記号をクリックします。

入力を開始すると、検索可能なアセットプロパティ（エージェント Id、エージェントバージョンなど）が表示されます。目的のプロパティを選択してください。

条件の値を入力したら、Enter を押します。以上で完了です。それぞれのタブに結果が表示されます。

検索結果を取得したら、その結果を論理グループに分類することができます。「Detection age」、「Vulnerability age」、「Severity」などの「Group By」オプションが提供されています。

選択に基づいて、一意のグループの数（一意の脆弱性の数: 6 など）とグループあたりの脆弱性の数が表示されます。任意のグループをクリックすると、検索クエリが更新され、一致する脆弱性が表示されます。

優先順位付けレポートで Cloud Agent タグを使用すると、アプリケーションファミリ、ベンダ、またはタイプによるフィルタを使用した Linux パッチのグループ化はできません。